←トップページへ戻る

<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです。
バックナンバーは一番下からご覧下さい。
また、このコラムに関するご意見やご感想をお気軽にお寄せくださいね。
メールはこちら→info@luukciap.com

Vol.9あぁ恥ずかしバンコク紀行!」

 いよいよ冬の到来!この季節はアジア雑貨屋にはつらーい時期。だって、冬のないタイでは冬用の商品は少ないんですもの!とは言え、お客さまに喜んでいただくために、店主が探し回って買い付けた商品が12月は続々入荷です。ぜひお店にお越しくださいね!
 先日1週間、またタイに仕入れに行ってきた店主は、今回最終日にとんだハプニングに遭遇しました。滞在先アパートから車を運転して目的地に来て、知人に車を預けた後スカイトレイン(BTS)に乗ってアパートまで戻ろうとした店主。歩いて駅まで着いたら…オォ、プラヂャオ(神様)!財布がない!そうだ、アパートに忘れてきたのを思い出した!あるのは7バーツ25サタン(20円)入りの小銭入れだけ…。今夜帰国するのに、今から友達に迎えに来てもらっていたら間に合わないし、7駅分はとてもじゃないけど歩ける距離じゃないし…どないしょー…。ふと見ると、道端で半ズボン一枚のおじさんが小銭をジャラジャラ言わせながら物乞いしてるじゃないですか!前回コラムで、物乞いには施しませんなんて書いちゃったバツか!?おじさん、その小銭分けてよ、ぅう、と内心思いつつ、格安のエアコンなし市バスで帰宅することを思いついた店主。でも、普段バスなんてあんまり乗らないし、どのバスがいくらで乗れるんだろう?とりあえず来たバスに向かって叫ぶ、店主:「オンヌットまでいくら?」車掌:「10バーツ(28円)」店主:「あ、じゃ、いいです」。バスの乗客が一斉に店主に注目。半笑いしながら、なんだ、あの日本人?と言いたげな顔。ハズカシーーっ!その後、バスを数台見送った後、黒煙を吐き出しながら、轟音をとどろかせてやって来た、エアコンのなしボコボコおんぼろバス。両腕入れ墨の歯のない車掌のおっちゃんに5バーツを渡して、ようやく帰宅…。あぁ、こんなに恥ずかしい思いをしたのは久しぶりの店主でした。
 ところでバンコクには、恥ずかしいなんて感情をおくびにも出さないで颯爽と歩いておられる方々が大勢いらっしゃいます!それが前回コラムで予告したオカマちゃんたちです。タイはオカマが多い、というイメージがありますが、一昔前までは偏見を受け、肩身の狭い存在だったのです。しかしもともと、楽天的で自由を愛するタイ国民、次第に高名な大学の先生やムエタイボクサーなどがカミングアウトしてゆくにつれて、その市民権(?)を確立したのです。ですので、店主が思うに、タイのオカマちゃんはコソコソせずに(大きな)胸を張って街を歩き、ダンサーやホステス、ストリッパーなど、女性としての自分を謳歌できる職に就きたがるのではないでしょうか。
 美しいオカマちゃんになると言うことは、それなりに経済力が必要です。技術の高い性転換や美容整形手術はタイでも高額です。バンコクのヤンヒー病院が有名ですが、そこは普通の総合病院の2階が専門外来になっていて、日本の総合病院のように普通にみな順番待ちをしています。普通の病院と違う所は、2階フロアーの床から天井までびっしりと、実際の症例のビフォー&アフターの写真が貼り付けてあることです。そういう手術を受けて本物の女性以上に美しくなるオカマちゃんに対して、手術のお金がなかったり、本物のオンナになるほど気合を入れていなかったりするオカマちゃんは、どうしてもおっさんがそのまま女装したような格好になってしまいます。普通のオカマ(=カトゥーイ)に対して、女装しただけのオカマちゃんを「水牛のオカマ」(=カトゥーイ・クワーイ)とタイでは呼んでいます。
 タイのテレビで人気の、タイ語講座の番組があります。国語教師のリリー先生が、全国の小中高校を訪問して子供たちに楽しくタイ語を教えます。そのリリー先生こそが「水牛のオカマ」ですが、第一印象の驚きとはうらはらに、青いヒゲに厚塗りファンデーションや樽のようなウエストもじきに見慣れ、講義の面白さに引き込まれていきます。オカマちゃんが学校の先生である上に、テレビの教育番組にも出演して人気を博しているあたり、本当にタイ人は大らかな性格で、自由を愛しているということがうかがえますよね。
 では、皆さまMerry Christmas&Happy New Year!おかげさまで、年明けには、るーく・ちあっぷは1周年を迎えます!

<バックナンバー>
↑こちらをクリックで一覧のページへ