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<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです。
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Vol.30「赤十字祭り」

 タイで暮らしていた頃は、少しでも多くのことを学ぼうと、とにかく出歩いていました。住んでいたのは2年弱ですがバンコクの主要な所は大体行っています。特に、将来は商売をしようと思っていたので卸売市場や露天がたくさん出る催事などには頻繁に足を運んでいました。るーく・ちあっぷの商品でおなじみのチャトゥチャック市場、衣類のボーベー市場、機械部品のクロントム市場、布地のパフラット市場、キャラクターグッズのサンペン市場・・・バンコクで何かを仕入れたい時には、ぜひ店主に聞いてください。
 催事やお祭りでは、規模の大きさで有名なパークナムやプーカオトンのお寺のお祭りの他にも、大阪で言うところのインテックスのような催物場に度々出向いていましたので、「全国民芸品祭り」では、後のるーく・ちあっぷの開業時に店頭に並ぶことになった商品をいくつか発見しましたし、「タイ全土の酒フェア」では全国72県のブースを一軒一軒試飲して回りヘベレケになりました。大学祭にも行きました。「カセサート大学農業祭り」では買ったばかりの鉢植えを小脇にかかえつつ闘鶏のチャボを真剣に応援してみたり、「シンラパコーン芸術大学文化祭」では芸大生の手作りオリジナルキャラクターグッズを買ってみたり・・・寝る間を惜しんで出歩いていました。
 その数多くの催物の中でも、必ずまた行こうと決めていてなかなかチャンスがないお祭りがあります。それが「赤十字祭り」です。王宮地区の広範囲に露天や特設会場が建ち並び、かなり大きなイベントです。それもそのはず、タイの赤十字を主宰するのはロイヤル・ファミリーで一番人気のシリントン王女で、当日会場にもいらっしゃいます。そのため、人出も普通じゃなく、ものすごい賑わいです。赤十字祭りが店主のツボにはまった理由は、あちこちの特設会場で開催されているビンゴゲームです。結婚式の2次会でやるような、ビンゴの順に商品をゲットというほのぼのしたレベルではありません。芸能人の司会者が・・・多分、タイの大木凡人って感じだと思いますが、マイクを持って必死で叫びます。「次の回のカード販売中!1枚20バーツ!次の商品はなんと携帯電話!」つまり、一番最初にビンゴになった人にだけ、豪華賞品が贈られる仕組みです。賞品が豪華になるほど参加者が多いものですが、カード販売が締め切られる頃には大体100〜200人ぐらいは集まっています。
 最初、興味半分で参加した店主ですが、なんと面白いように当たるのです!「次の番号・・・15!」「ぎゃー!!ダイ・レーオ!ダイ・レーオ!(当たった、当たった!)」と100人超の群集の中で叫ぶあの快感!大木凡人も叫びます。「お嬢さん、ステージへ!皆さん拍手!高級扇風機を手に入れた幸運な人です!お名前をどうぞ!」「あー、チアップです」「ん?あなたもしかして日本人?」「え、あ、は、はい」その途端、会場の群集の視線がシラーっと肌に突き刺さります。「金持ちの日本人が賞品当てんなよー」てなもんです。わざわざタイの名前言ってんだから、気ぃ使えよ!大木凡人!と内心思いつつ、それでもやはり次の回のビンゴカードも買ってまた参加です。数日間開催されている赤十字祭りに何度も足を運び店主が手に入れたものは、扇風機、金の指輪、金のネックレス、お菓子詰め合わせ、ケース入りのトムヤムクンラーメンなどなど、他にもあったと思いますが、思い出せないほどです。ちなみに、金製品はタイ人の一般的な財産で、現金ではなく金を大切に保管し、値段が上がった時に売るのです。店主がビンゴで当てた金製品も、自宅の引き出しに大切に保管しています。なぜ店主が赤十字祭りのビンゴに当たってばかりするのかはよく分かりませんが、まだ幸運が続くかどうかまた参加してぜひ試してみたいものです。赤十字祭りは、大体3月か4月ごろです。

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