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<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです。
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Vol.31「難解!外来語」  

 かつて店主が大学生時代、同級生に留学生が在籍していました。中国やタイ、韓国、アメリカ・・・はるばる外国の大学に勉強に来ているのですから、みな優秀です。日本語はこんなに難しいのに、ひらがな、漢字を織り交ぜ、レポートもスラスラ書きます。ところが留学生たちが共通して苦手な文字があることに気付きました!それはカタカナです。彼らの外来語の表記はいまいちあやふやです。母国語でもすでに同じ言葉を知っているのでカタカナのスペルはどうも暗記をサボりがちなようで、しかも母国語で使っている発音をそのまま日本語に表記しようとするため「プロッモーション」とか「オウトーマーチック」とか「インタービュ」などなど、「ー」や「ッ」の使い方がどうもヘンです。当時は、おかしなもんだなぁと思いつつ観察していましたが、この苦労は自分がタイ語を習って初めて分かりました。つまり、外来語をタイ語で表記するのは非常に難しいのです。日本語で知っている外来語をタイ語で書こうとしてはいけません。タイ語での発音をまず覚えていないと、タイ語では書けないのです。
 それでは、以下に発音をそのままカタカナ表記したタイ語の外来語は、何を表しているのでしょうか?まずは名称編。(1)ワーッ・トゥレッ(2)カーフーン(3)セーウェン・イレウェン。これらは練習しておくとバンコクでタクシーに乗った時に便利ですよ。答えは(1)ワールド・トレード(WTC)(2)カルフール(3)セブン・イレブンです。続いて人名編。(4)マイックン・ジャクサン(5)ジョージ・ダブンッ・ブッ(6)ジョーンニィー・ウェルサーセー。タイ語で外来語を発音する時のコツは、末尾のLやRを「N」で発音することや、末尾が 子音文字で終わる時には発音しないことなどです。(4)マイケル・ジャクソン(5)ジョージ・W・ブッシュ(6)ジャンニ・ヴェルサーチです。タイ語に「V」の発音はありません。最後に難問、普通名詞編。(7)エー(8)ワイッ・ワーイ(9)フッ・ボーロー。自分が発音するのも難しいですが、何よりも、初めて聞いた時に何のことを言っているのかさっぱり分からないのがクセモノです。(7)エアー(=Air)(8)ホワイト・ワイン(レッド・ワインはレッ・ワーイ)(9)フット・ボール(タイではサッカーとは言いません)。

 これらのコツをいくら頭に叩き込んでいても、やはり店主は外来語をタイ語でうまく書けませんし、発音でさえも未だにままなりません。一度、商品を仕入れに行った店でこんなことがありました。店に着いてまず挨拶。「こんにちは、3日前に日本からファックス送ってた者なんですが・・・。」するとオバチャン、「はぁ?何?何送った?」。「いや、あのファックスです。仕入れの件で」「え?何?何やて?」「え、だから、ファックス!」・・・。う〜ん、さては「ファックス」の部分だけが通じてないな。発音が悪いのか!?と店主。「ファーックスです!フェック!いや、フェーック!ファーーーックス!」と思いつく限りいろんな発音をしてみました。しかしオバチャン、「あかん、何送ってきたんかさっぱり分からん・・・」と途方に暮れる始末。仕方がないので「じゃ、もういいです・・・。用件ここで今から説明しますよ。私、商品の仕入れに来たチアップという者ですけど・・・」。「あぁ、こないだ日本の大阪からファックス送ってきた人?」がくっっっ!!!店主の耳で聞く限りは、オバチャンの「ファックス」も店主も「ファックス」も同じ発音に聞こえますが、オバチャンには全く別の単語にしか聞こえないようです。「ファックス」以外の会話は全く問題なく通じているのですから、いかに外来語を発音するのが難しいかが分かります。これを日本語を勉強する外人さんに例えるとするなら「ボク、喉が渇いたのでワラッが欲しいです」「え?何?」「お水デス」「あぁ、ウォーターのことかいな」ってところでしょうか。

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