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<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです!
コラムの最後に店主が撮影した写真を紹介しています。

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Vol.39紙袋誕生秘話

 物販店にとっては、お客さまがお買い上げになった商品をお持ち帰りいただく際のショッピングバッグ(紙袋)は必須アイテムです。るーく・ちあっぷと言えばおなじみのあの大きなロゴ入り紙袋です。色はオレンジ色のような、茶色のような?タイのお坊さんの服の色です。(そういう意図でこの色にしたわけではありませんが…。)宣伝効果を期待してあつらえたこの紙袋、お客さまに大変好評で、小さい商品でも「手提げ袋にお入れしましょうか?」と申し上げると、「やったー!この紙袋かわいいから普段も持ち歩いてるんです」とおっしゃって下さる方もあります。「武庫之荘の駅前でこの紙袋を持っている人を見た」という目撃情報はしょっちゅう寄せられますが、「梅田行きの阪急電車内で見た」とか、さらには「大阪の箕面(みのお)で見た」など、るーく・ちあっぷの出張宣伝までもを可能にしているのは、商品をお買い上げくださるお客さま方のお陰です。誠にありがとうございます。
 さて、この紙袋、「どこであつらえたんですか?」という質問もよく頂戴します。今回のコラムはこの紙袋が生まれたいきさつについての話題です。店を開業した当時、紙袋はご近所の店舗用品屋さんで購入した無地の真白いものでした。開業日の数日前に「そういえば紙袋の用意を…」と思い出して買いに行ったのですが、これが意外と割高で、物販店を始めるのに紙袋の経費のことを全く考えていなかった当時の店主は、まだまだ駆け出しの商店主でした。その後、オリジナル紙袋の製造業者さんに見積りもしていただきましたが、結構なお値段にびっくりで、例えば先月4月後半に実施した在庫処分半額セールなどでは、原価同然の薄利なセールのために、紙袋に商品を入れてお客さまにお渡しすると赤字になってしまうという事態も発生します。るーく・ちあっぷでは、リーズナブルなお値段で商品を提供するというモットーがありますから、お客さまに無料で差し上げる紙袋に関する経費は頭の痛い問題です。
 そこで店主は、タイで紙袋をあつらえることを決心しました。これは当時の店主にとっては大変大きな仕事でした。なぜなら、貿易を始めてから初の「大量生産注文品」の取引だったからです。コピー用紙に例のロゴを印刷したものを持って、タイのバンコク、ヤワラート地区(中華街)の、ジャンク品やバッタもんの市場で賑わう入り組んだ地域、クロントムの近くを訪ね歩くことにしました。タイ語と中国語の表記しかなく、外国人はめったに足を踏み入れることのないこの地域になぜ店主が向かったかと言うと、そこでギフトボックスやビニール袋などを扱う店舗用品屋さんが軒を連ねる通りを見たことがあったからです。かつて店主はバンコクに単身住んでいた時、どこで何が仕入れられるかを知るために暇さえあれば街中をくまなく歩いていました。
 5、6軒の店で「マイ・ダイ(できない)」と断られました。日本語の文字が印刷できないからです。暑い中、汗がしたたってロゴ印刷がにじまないように気をつけながら、さらにまた一軒訪ねました。ようやく「多分できるかも」と言ってくれる店に行き当たりました。扇風機が回るせせこましい店内で、店主以上に汗だくになって座っている太った中国系タイ人の若旦那が「日本人からオーダー受けたことあるよ。こんな感じ」とサンプルを見せてくれました。「○○SHOP 東京都△△区… tel.03-0000-…」よっぽどここへ電話をして、「ちゃんと作ってもらえましたか?」と訊いてみようかと思ったぐらいですが(注:タイでは注文したものと全く違うものを作って、「染料が足りなかったから」とか「職人が新米だから」などと言い訳するのは日常茶飯事)、体の割に細かい手書きの文字で、レポート用紙にちまちまと見積もりを書いてくれるこの巨漢の若旦那は、きっと仕事も細かいに違いないと判断して仕事を依頼することにしました。出張の滞在期間内に何とかサンプルの印刷原稿を制作して欲しいと無理を言って頼み込み、その5日後に再びその店で印刷原稿をチェックした後、見本の紙袋をスーツケースに押し込んで、その足で大急ぎで空港に走って帰国便に飛び乗ったことを思い出します。その何日か後、大量の紙袋が船便で届いたことにほっと一安心し、それらを自宅の倉庫にやっとこさ搬入して、無事初の大仕事を成し遂げました。大量に積み上げられた紙袋の山を見上げた時に、心に堅く誓ったことがあります。「少なくともこの紙袋を全部使い切るまでは絶対店は倒産させないぞ!」
 お陰さまを持ちまして、開業以来皆さまに愛され、支えられてきた「アジア雑貨のるーく・ちあっぷ」は、2007年5月24日より、リニューアルオープンの運びとなりました。皆さまのご愛顧に心から感謝申し上げます。店舗の面積は3倍に拡張、商品数は現状の1.5倍を取り揃え、またゆっくりとくつろぎながらお買い物を楽しめるようカフェスペースを併設いたします。開業以来のこの3年4か月は一心不乱に働いていたような状況でしたので、倉庫に積み上げていた紙袋の山が小さくなっていて追加注文する必要があることが判明したのは、リニューアルを目前にしたつい最近です。「紙袋がなくなるまでは店はつぶさない」と決めていた店主が、偶然にもリニューアルを控えたこのタイミングで、再び紙袋をあつらえることになるなんてことを、2004年に開業した当初まさか夢にも思ったでしょうか。。。!!!
(2007年5月)


開業の直前に、思いつくままに
店名も、デザインも、ロゴも、
全部店主が自分で考えました。

Ciap(ちあっぷ)は、店主のタイ語の
ニックネームのヂアップ(Jeab)
と本名の「ちあこ(Chiako)」を掛け合わせて
つづりにしており、厳密に言うと
いわば造語です。

(タイ語で「チ」の発音は4つあります)


商品仕入れの定番の市場、
ヤワラートのサンペン市場。

幅1.5mほどの通りに、
人、オートバイ、台車、屋台などなどが
往来します。

その昔、中国からの荷役夫
(船の貨物の上げ下ろしをする作業員)が
バンコクに初めて開いた市場が
このサンペン市場と言われています。


タイ人の仕事の悠長さを物語る
とある一軒の家。

店主が住んでいた時から4年半、
このアパートのベランダからあの家を
観察していますが、いまだ建築中です。

去年は外壁の塗装をしていましたが
今年はどうやらボチボチ庭を
作り始めています。

んな、アホな。
冗談みたいなホントの話。

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