←トップページへ戻る

<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです!
コラムの最後に店主が撮影した写真を紹介しています。

また、バックナンバーは一番下からご覧下さい。

また、このコラムに関するご意見やご感想をお気軽にお寄せくださいね。
メールはこちら→info@luukciap.com

Vol.42サムンプライ」

 タイ語で「サムンプライ」とは、タイが誇る自然の恵み「ハーブ(薬草)」のことです。インドといえば香辛料?中国といえば漢方薬?どれも似たようなものですが、タイのサムンプライは、ある時は香辛料、ある時は漢方薬、そしてある時は食卓に並ぶおかずやお菓子、はたまたマッサージやエステのアロマオイルなど・・・日常生活で大いに利用されています。店主は元々、パセリやセロリ、大葉のような香辛野菜が大好きなので、タイの独特な風味の食事は大好きです。
 毎日の食事に日常的に使われているサムンプライに、日本人なら最初は驚くことでしょう。日本でも有名な「ホラパー(バジル)」に「サラネー(ミント)」。炒め物にするだけではなく、スープやあえ物と共に生の葉っぱが食卓に並び、食べる直前に混ぜ込んだりします。これは日本だとどう例えるか・・・「ラーメンを食べる直前にキムチを乗せる」とか?「カレーにらっきょと福神漬け」とか?・・・うーん!?表現が難しいですが、組み合わせてみると意外に相性が良く、それなしではいられなくなる味覚です。以前、テレビの旅番組でタイを紹介していたギャル・レポーターが、ミントの炒め物を食べて「きゃー歯磨き味の炒め物ぉ〜!」と絶叫していましたが、それは正に的確な表現です。サムンプライは初めて食べたときには、オェッとなりそうなぐらいクセがあるのになぜか慣れるとウマい!と感じるようになるのが不思議なところです。
 店主にはその経験が大いにあります。「パクチー(香菜)」です。以前は、カメムシの匂いがするあの野菜が大っっっ嫌いでしたが、ある日のある瞬間から、「んんっ?こりゃウマい」と思い始めてから病みつきになりました。タイにいた頃は、生のパクチーをお皿に盛って、パリポリ食べながらビールを飲んだものです。ちなみに、日本人ビジネスマンが集う歓楽街(タニヤ通り)に勤めるタイ人ホステスさんは、パクチーをおつまみにお酒を飲むことは厳禁です。口からパクチーの匂いをほわぁ〜んと漂わせながら「イラッシャイマセー」と言うと、日本人ビジネスマンは逃げ帰ってしまうからです。
 日本人でタイ料理が苦手な人は「タクライ(レモングラス)」と「バイ・マックルー(コブシみかんの葉)」の風味を受けつけないのでしょう。タイ料理を代表する風味です。トム・ヤム・クンなどのスープやカレー類の煮込み料理には欠かせず、柑橘系の酸味の利いた香辛料です。懐石料理のおすましに一片ひらりと浮いている柚子の皮がほわんと香れば風情がありますが、タイ料理をこれで例えるならば、「テンコ盛りの柚子の皮をお汁で煮こんでまっせー!」みたいな味わいです。しかしこれがいかにも身体に良さそうなサムンプライ独特の風味なのです。
 そう、サムンプライは薬草のことですから身体にはものすごく良いのです。サムンプライの効能を書いた書物を読むと、解毒作用、血行促進作用、血圧効果作用などなどの他に、目に効く、頭髪が生える、母乳の出が良くなる、性病に効く(!?)など、それぞれにかなり多岐に渡った効能が備わっています。そんな身体に良いサムンプライを日常的に取り続けているタイ人ですが、平均寿命は男女共に60代で意外と早死にです。寿命を縮めている理由の一つとして考えられているのは実はココナッツです。スープ、カレー、ソースなど、ココナッツをベースにした料理がたくさんあります。ココナッツに含まれる脂肪分(ヤシ油)は、体内で最も分解しにくく、酸化しやすい脂質であると言われており、人体にはよろしくないようです。種々のサムンプライと鶏肉を、クリームスープのようなココナッツベースのスープで煮た「トム・カー・ガイ」は店主の大大大好物ですが、身体に良いような悪いような・・・。ま、プラスマイナス0ということで、納得して食べ続けることとします。
(2007年8月)


店主行きつけの
バンコクのスパの受付にて。

サムンプライの盛り合わせです。

乾燥させたサムンプライを粉砕して
布で包んでボール状にしたものを蒸し、
身体をポコポコ叩くマッサージがあります。

伝統的なタイの古式マッサージ、
ヌアット・プラコップです。


これがトム・カー・ガイです。
店主の自家製、
食器はるーく・ちあっぷの商品。
(ちゃっかり宣伝)

密かにトム・ヤム・クンより
こっちの方がおいしいですよ。
タイへ行ったら一度試してみてください。


イサーン(東北)料理では
不思議な野菜やサムンプライが
ふんだんに使われています。

こりゃどう見ても雑草?というような
ものまで炒め物やスープになっています。

でもそれがまたウマいんだよなぁ。。。

(注:写真はイサーン料理の
ミニチュアですよ!)

<バックナンバー>
↑こちらをクリックで一覧のページへ

←トップページへ戻る