←トップページへ戻る

<ちあっぷのコラム>

店主が気まぐれに書いているタイについてのコラムです!
コラムの最後に店主が撮影した写真を紹介しています。

また、バックナンバーは一番下からご覧下さい。

また、このコラムに関するご意見やご感想をお気軽にお寄せくださいね。
メールはこちら→info@luukciap.com

Vol.473つのS」 

 店主がタイに興味を持ち始めた若かりし頃、タイのガイドブックや情報誌などに、度々「タイ人が好きな3つのS」が紹介されていました(注・ここで言う「S」はローマ字ではなく、タイ文字のアルファベット40番目の文字(=「S」と同じ音)を指します)。「サヌック(=楽しい)、サバーイ(=快適)、サドゥアック(=便利)」です。タイのことをまだよく知らなかった店主は「ははぁ〜ん、タイ人は大らかな性格だってことなんだろうなぁ」と、漠然とした印象を抱きましたが、その後、実際に度々タイを訪れるようになり、2002年からの2年間には、しばらく住んでいたりもしましたので、その結果、この「3つのS」を十分体感するに至りました。「3つのS」を説明するに当たり、「タイならではのビジネス!日本では見かけない商売」を紹介しつつ、今回のコラムを書き進めて行きましょう!
 サヌック(=楽しい)を求めるタイ人が大好きなスポット、それは「カフェ」です。スタバのようなおしゃれなカフェを想像しているアナタ、それは違います。発音は同じ「カフェ」ですが、タイ語のスペルでは区別されています。日本語に訳すとすれば「飲食店併設大衆演芸場」とでも言いましょうか!?お酒を飲んで食事をしながら、コメディやドタバタ喜劇を見る演芸場です。中継が入りTVのゴールデンタイムにも放映されます。日本にないこのスタイルは、タイでは大人気で、TVで活躍する俳優や司会者は、元々は「ラーマ9世通り劇場」で前座を務めていたコメディアンだったりします。店主が特に感心したことは、コメディアンのボケに対して、バックバンドのギターやベースが「ぽわわ〜ん、ペコッ」などとボケ効果音をかぶせるのですが、あれは完全なアドリブで、バンドマンは台本なしに、「ここでボケそうだな」というタイミングで音を発しているそうです。さすがサヌックを極めるタイ人の技、お見事!
 サバーイ(=快適)は、タイ人にとって基本中の基本かもしれません。なぜなら、「元気ですか?」という挨拶をタイ語に訳すと「サバーイ・マイ?(=快適ですか?)」だからです。つまり、体調うんぬんだけではなく、ストレスのない楽チンな生活こそが生活の基本と言うことかもしれません。とにかく歩くことが嫌いなタイ人にはバイクタクシーは生活必需品です。タイには「歩く」という習慣がないといっても過言ではありません。大通りから枝分かれしたソイ(小路)の入口に、必ずバイクタクシーの一団が待機しています。市バスでソイの入口まで着いたら、今度はバイクタクシーに乗り換え、300m先の自分の家まで乗せてもらいます。乗車賃は大体10〜15バーツ(35〜50円)です。会社から自宅に帰るまでに歩いた歩数は・・・恐らく50歩ぐらいでしょう。店主もタイに住んでいた頃はバイクタクシーは生活の一部として利用していましたが、困ったことにサービスの良いバイクタクシーは、「3ブロック先のソイの入口まで行って」と言うと、Uターンの手間を省いて、片道4車線の目抜き通りを逆送してくれることもありました。10トントラックが前から迫ってくる恐怖・・・これはちょっとマイ・サバーイ(=快適でない)です。。。
 サドゥアック(=便利)は、日本に比べるとタイの方が少し足りない気がします。インターネット環境やコンピューターの普及状況は日本の方が良好ですし、店主が当時一番不便さを感じたのはATMです。暗証番号を3回打ち間違えると、カードはATMに吸い込まれたまま、また「いらっしゃいませ。ご希望のボタンをどうぞ」に戻り、ウンともスンとも言いません。銀行窓口に訴えると、「明日の朝、ATMを開ける時に出てきますから、明日来てください」と言われます。もし今夜日本に帰る場合はどうなるのだろう?・・・そんなの知りません。非常に不便です。しかし、それでもサドゥアックを追求したいタイ人が編み出した独自の商売がやはりあるものです。「私設公衆電話屋」です。自宅の前に折りたたみテーブルを出し、椅子に座って、ノートを広げ、自分の携帯電話を傍らに置きます。テーブルに貼り付けた手書きの看板は「国内1分2バーツ」。本物の公衆電話はつながらなかったり壊れていたり、メンテナンスが行き届いていないものですが、乾物屋のおばあちゃんが軒先で営業している公衆電話屋なら安心して使えます。この商売、意外と需要があります。ただし、これには問題もあり、繁華街や下町などでは盗品の携帯電話が使われることが多いのです。店主の友人が携帯電話をなくし、それに気がついて休止手続きをするまでの数日間に何万バーツも利用されていた、という事件がありました。明細を取り寄せると、「通話先:インド、アメリカ、イギリス、ドバイ、香港、南アフリカ・・・」。観光客が集まる夜の怪しげな繁華街で、友人の携帯電話の電波は世界を駆け巡り、公衆電話屋として大活躍だったようです。
 日本人である店主が痛感することは、日本ではサバーイ(快適)でサドゥアック(便利)な生活は十分保障されていますが、性格的に日本人はサヌック(楽しい)を追求することが苦手なようです。かたやタイでは、まだまだサバーイ(快適)でサドゥアック(便利)な生活ができる環境が整っていない部分があるにせよ、性格の根底には常にサヌック(楽しい)があり、「3つのS」をバランスよく追求していて、それがゆえにタイ人の性格を表す「3つのS」とまで称されるようになったのかもしれません。それを明らにするデータは、人口に対する交通事故者の割合は、インフラが快適で便利に整備された日本に対して、タイは6倍にもなりますが、楽しく日々を謳歌できるタイ人は、人生を悲観して自殺する人の割合は日本の3分の1以下です。
(2008年5月)


日曜日の市場は、
20mおきに路上パフォーマンス。

仕入れに疲れたら
立ち止まって楽しめます。

この子、朝、親に連れてこられて
一日中踊ってます。

芸歴長いんで、いつの頃からか
弟子取ったみたいです
(後ろの背の高い子)


関西国際空港搭乗口に
コイン式マッサージチェア登場!

今から旅立つバンコクでは
もっと快適な本物のマッサージが
なんぼでもあるんですけど。。。

この搭乗口にこのコーナーを作った
業者さん、マーケティングが
なってないのでは・・・!?


不親切です。

バンコクの駅の看板は、
その駅の名前しか書いていません。

次の駅、前の駅が分からないのは
とっさの時に不便を感じます

<バックナンバー>
↑こちらをクリックで一覧のページへ

←トップページへ戻る